中国、日本人のビザ免除を一部停止 滞在15日以内の旅行など





北京市内の商業施設にあるフードコート。新型コロナウイルス感染症を予防するため、1人1席で、客同士が向かい合わないように椅子は同じ向きにセットされていた=6日(共同)

 【北京=三塚聖平】中国外務省は9日、滞在日数15日以内の日本人に対する査証(ビザ)の免除措置の一部を一時的に停止すると在中国日本大使館に通知した。中国側は「現在の感染症の状況を鑑みた」と説明しているといい、10日午前0時(日本時間同1時)から停止する。

 日本大使館が中国在留邦人に連絡した。それによると旅行、友人訪問、トランジット(通過)の目的で中国に入国する際の免除措置を停止。ビジネスと親族訪問のための入国については引き続きビザ免除が適用されるが、入国時に中国国内の招待側が7日以内に発行した書類の原本を提示する必要がある。停止措置の終了時期は示されていない。

 これまでに北京など中国各地では、日本から入国後14日間は指定場所で経過観察を受けるよう求めている。中国では湖北省を除く地域では新たな感染者が減っており、海外からの「逆輸入」を警戒している。



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