26日午後5時50分ごろ、京都市伏見区向島清水町にある向島市営住宅第11街区5棟の10階建ての7階の一室から出火、約60平方メートルを全焼し、8階の2部屋のベランダなど一部が焼けた。
京都府警伏見署や市消防局によると、同じ棟の東側の敷地に成人男性が倒れているのを署員が発見し、男性は搬送先の病院で死亡が確認されたという。同署が男性の身元や火災との関連を調べている。
火災現場は近鉄向島駅から東へ約1・2キロの市営住宅が立ち並ぶ団地で、多くの住民が屋外へ避難し、消火活動を心配そうに見守った。
同じ棟の1階に住む40代の男性会社員は「物が倒れるようなドーンという爆発音が聞こえて、外に出たら火が上がっていて避難した」と話した。