安倍晋三首相は10日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて官邸で開かれた国と地方との協議で「終息に向けて政府だけでなく地方自治体や医療関係者、国民が一丸となってさらに対策を進めていく必要がある。国と地方が心を一つにして、しっかりと対応していくことが大切だ」と呼びかけた。
協議には全国知事会や全国都道府県議会議長会など地方6団体の代表と閣僚らが出席した。
首相は小中高校などの休校要請の措置について「1、2週間が瀬戸際という切迫した状況の中で子供たちの安全と健康を守るために時間をかけるいとまがなかったため、地方の皆さんに十分に事前に説明する時間がなかったことを大変申し訳なく思っている」と釈明した。
そのうえで、政府が同日にまとめた緊急対策第2弾について触れ、「今後とも必要な対策は躊躇(ちゅうちょ)なく講じていく」と述べた。