静岡県長泉町の住宅で住人の職業不詳、諏訪部則子さん(69)が刺され死亡した事件で、諏訪部さん宅には荒らされたり物色されたりしたような形跡がなく、金品も奪われていなかったとみられることが11日、捜査関係者への取材で分かった。
息子の妻が事件当時家におり、「母が玄関で男ともみ合い、男は逃げた」と説明。県警は諏訪部さん宅を現場検証し、襲われた経緯や状況を調べている。
裾野署によると、妻は10日午後6時50分ごろ、119番通報。救急隊員が到着した際、諏訪部さんは自宅の入り口付近で血まみれで倒れており、搬送先の病院で間もなく死亡が確認された。胸や腹に複数の刺し傷があった。