徳島県板野、上板両町でつくる板野西部消防組合で、部下に暴言を浴びせるパワハラをしたとして50代の男性消防司令が文書による厳重注意を受けたことが12日、組合への取材で分かった。
組合によると、厳重注意は4日付。消防司令が平成28年1~4月に部下の30代男性に発した「おまえくらいのやつ、いつでも辞めさせられる」などの暴言3件をパワハラと認定した。
外部からの情報提供で発覚し、幹部らでつくる調査委員会が今年2月に聞き取り調査を実施。「職員からの申告がなく、処分を望んでいないと判断した」とし、被害者への聞き取りは見送った。
三木光博消防長は「パワハラをなくすよう、職員全員で努める」とコメントした。