【米大統領選】サンダース氏、選挙戦を継続 15日討論会で逆襲狙う

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 11日、米バーモント州バーリントンで記者会見するサンダース上院議員(ロイター)

 11日、米バーモント州バーリントンで記者会見するサンダース上院議員(ロイター)

 【ワシントン=黒瀬悦成】11月の米大統領選に向けた民主党候補指名争いで劣勢が明確になってきた急進左派のサンダース上院議員(78)は11日、地元の東部バーモント州バーリントンで記者団を前に声明を発表し、「トランプ(大統領)打倒に全力を尽くす」と述べて選挙戦を続ける意向を表明した。

 指名争いをめぐっては、全米6州で予備選・党員集会が実施された10日の「ミニ・スーパーチューズデー」第1弾で中道穏健派のバイデン前副大統領(77)が中西部ミシガン州など4州で勝利し、本選指名に大きく前進した。

 これを受け、民主党指導部などの間では、11月の本選に向けて党内の結束を図るため、サンダース氏に早期撤退とバイデン氏に対する支持表明を求める声が強まっている。

 しかし、サンダース氏はこの日の声明で、指名獲得に必要な代議員数でバイデン氏に後れをとったことは認めつつ、「イデオロギー的な闘争では勝っている」と主張。また、「国民皆保険」や「公立大学の無償化」などの公約は29歳以下の若者に加え30~44歳の層でも支持が高いとし、「民主党が勝つには国の未来を担う者たちの票を得ることが必要だ」と訴えた。

 サンダース氏はその上で、西部アリゾナ州フェニックスで15日に予定されている候補者討論会で「どちらがトランプ氏を倒すのにふさわしい候補であるか、議論しよう」と表明した。

 討論会に続き17日に南部フロリダ、中西部イリノイなど4州で予備選が行われるミニ・スーパーチューズデー第2弾でもバイデン氏が優勢とされる。

 サンダース氏としては、失言が多く「討論下手」ともいわれるバイデン氏との初の「一騎打ち」となる15日の討論会で同氏を完全に論破し、流れを自身に引き寄せたい考えだ。

 10日に行われた予備選・党員集会ではバイデン氏がミシガン、ミズーリ、ミシシッピ、アイダホ各州で勝利する一方、サンダース氏がノースダコタ州を制した。残るワシントン州では集計が続けられている。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によると、両候補の獲得代議員数(米東部時間11日夜現在)はバイデン氏861、サンダース氏710。

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