広島県竹原市は、「総合公園バンブージョイハイランド」(同市高崎町)の命名権を、同市に本社がある総合建設業「中国工業開発」が取得したと発表した。4月から5年間の契約で、命名権料は年180万円。
市は施設を維持する財源確保や公園の価値を高めて地域経済の活性化を図るため、今年1月から初めて命名権の取得者を募集。地元で創業して60年以上の歴史を持ち、住宅事業や不動産業など幅広く手がける中国工業開発が選ばれた。同社は住宅事業のブランド名にちなんで、「ピースリーホーム バンブー総合公園」と名付けた。
市役所で行われた契約締結式では、今栄(いまえ)敏彦市長と同社の岡田和洋社長が署名。岡田社長は「会社と事業をもっと知っていただきたいと思って応募した。竹原市とともに発展したいとの思いで命名し、地元に対しての恩返しになると考えています」と話した。
同公園は36・6ヘクタールの敷地に、体育館やテニスコート、芝生広場などを備えており、年間10万人以上の市民が訪れる憩いの場となっている。