インドのホテル運営オヨ、日本の旅館とフランチャイズ展開 AIで集客図る





オヨ・ホテルズ・ジャパンの旅館ブランド「オヨリョカン」の説明会を開いた、オヨ・ホテルズ・ジャパンのプラスン・チョードリー代表者(右から3人目)、八木寛人ディレクター(左から3人目)ら=18日、東京都千代田区

 インドのホテル運営大手OYO(オヨ)ホテルズアンドホームズの日本法人、オヨ・ホテルズ・ジャパン(東京)は18日、昨年9月から全国で展開している既存の旅館を活用した「オヨリョカン」の事業説明会を開催した。

 日本独自ブランドのオヨリョカンは、昨年9月に愛知県尾張旭市の旅館と最初にフランチャイズ契約を結んで事業を開始した。既存の旅館のイメージを生かしながら、旅館内にオヨリョカン共通デザインののれんや布団を備えるなど共通ブランド化を図っている。現在全国で約千室を提供している。

 オヨは、人工知能(AI)を活用した最適な宿泊料金設定などデジタル技術を活用したサービスが強みで、今年2月時点で世界トップクラスの世界80カ国に120万室を展開している。

 オヨリョカンでも各国で展開するオヨブランドを活用してデジタル技術で訪日客の集客を図るが、オヨ・ホテルズ・ジャパンの田野崎亮太最高業務責任者は「訪日客が第一のターゲットではない。全国の旅館は日本の方に親しんでもらえないと生き残れない」と述べた。



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