【北京=三塚聖平】中国国家衛生健康委員会は19日、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染源となった湖北省武漢市で、18日に新たな感染者が確認されなかったと発表した。1月23日に同市で事実上の封鎖措置がとられて以降、1日あたりの感染者が出なかったのは初めて。湖北省全体でも新たな感染者は確認されなかった。
同委員会によると、18日に中国本土で確認された新たな感染者は34人だった。いずれも中国本土外で感染して入国したケースで、北京市で21人が確認された。
18日に新たに確認された死者は湖北省の8人だった。中国本土の感染者は累計で8万928人、死者は3245人となった。
中国メディアによると、全国から湖北省の治療態勢を支援するため派遣されていた医療チームが順次、同省を離れている。