森田知事「本当に悔やまれる」 千葉県や野田市の関係者、反省の弁 野田虐待死事件判決 

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森田健作知事

森田健作知事

 千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=が虐待死した事件で、傷害致死罪などに問われた父親の勇一郎被告(42)に19日、懲役16年の判決が言い渡された。事件では、県柏児童相談所や野田市、学校など各行政機関の対応が問題に。判決を受け、関係者は心愛さんの冥福を祈るとともに、事件への反省の言葉を口にした。

 《勇気を持って訴えた心愛さんは、何としても守られるべきで、救える命だった。ミスがミスを呼び、リスク判断が不十分なまま一時保護が解除され、在宅支援に際しても修正されず、漫然と推移した末に痛ましい結果を招いた》

 昨年11月に出された県検証委員会の報告書は、心愛さんを一時保護しながら、一度も判定会議を開かずに保護解除の方向性を決めた県柏児相の対応などを厳しく批判した。

 判決を受け、森田健作知事は「改めて心愛さんが受けた過酷な苦しみを思うと、県の児相が関わっていながら助けてあげられなかったことが本当に悔やまれる」とする談話を発表。「心愛さんへの哀悼の意を胸に、職員一人一人が今回の事件を決して忘れずに、子供の命を最優先に、更なる虐待防止対策に全力で取り組んでいく」と強調した。

 県検証委の川崎二三彦(ふみひこ)委員長も報道陣の取材に応じ、児童を守る社会システムに遺憾な点があったと判決が指摘したことを踏まえ、「(児相など)虐待防止に取り組む関係機関は重く受け止めないといけない」と述べた。

 一方、父親からの暴力を訴えた心愛さんの学校アンケートのコピーを被告に渡すミスを犯した野田市教育委員会の佐藤裕教育長は「心愛ちゃんのご冥福をお祈りいたします。大切な命を守りきれなかったことは痛恨の極みです」とコメント。「このような痛ましい事件を二度と起こさないためにも教育委員会として全庁を挙げて対応する」と訴えた。

 鈴木有市長も「判決の結果を受け、改めて、心愛ちゃんの命を守れなかったこと、本当に申し訳ないという思いでいっぱいだ。このような悲惨な事件の犠牲者を二度と出すことがないよう、大切な子供たちの命を守ることができる組織をつくる」との談話を出した。

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