北朝鮮が「弾道ミサイル」2発発射 今年3回目

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 3月2日、朝鮮人民軍の火力打撃訓練を視察する金正恩朝鮮労働党委員長(朝鮮中央通信=共同)

 3月2日、朝鮮人民軍の火力打撃訓練を視察する金正恩朝鮮労働党委員長(朝鮮中央通信=共同)

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮は21日午前、北西部の平安北道(ピョンアンプクト)地域から日本海に向けて飛翔(ひしょう)体2発を発射した。韓国軍合同参謀本部が、発射したのは短距離弾道ミサイルと推定されると明らかにした。詳しい種類などの分析を進めている。北朝鮮によるミサイルの発射は9日に続いて今年3回目。

 2日と9日には、朝鮮人民軍の砲撃部隊による火力打撃訓練として、北朝鮮が「超大型放射砲(多連装ロケット砲)」と呼ぶ事実上の短距離弾道ミサイルを発射したことが、軌道や北朝鮮が公開した写真から明らかになった。いずれも金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が視察した。

 北朝鮮が新型コロナウイルスの拡散を防ぐために国内統制を強める中、国防には抜かりがないことを誇示する狙いとみられている。

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