群馬県庁の32階展望ホールに整備される山本一太知事肝いりの「動画・放送スタジオ」について、山本知事は名称を「tsulunos(ツルノス)」と決定し、公表した。スタジオは令和2年度から稼働し、初年度は年間で動画を500本制作、計44万回の再生回数を目指すという。
ツルノスからは動画を通じて県が誇る農畜産物をPRしていくほか、行政情報などについても内外に発信する。初年度は単純計算で再生回数は1本当たり880回となる。3年目の4年度には制作本数750本、再生回数を計1500万回に引き上げたい考えだ。
スタジオの名称に決まった「ツルノス」は、県職員から応募された203作品の中から決めた。県民に親しまれる「上毛かるた」の一句「つる(鶴)舞う形の群馬県」にちなんだ「鶴」と、アイデアなどを孵(ふ)化(か)させる「巣」を組み合わせた。
稼働を開始する4月24日は、スタジオの活用方法や32階全体の整備構想などについて、山本知事らが解説する動画を放映する。
ただ、記念イベントは新型コロナウイルスの感染拡大を懸念して、7~8月に実施する予定だ。