【香港=藤本欣也】香港の林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官は23日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、香港にあるレストランやバーなど約8600の飲食店でアルコール類の提供を一時禁止する方針を示した。一部の飲食店は、経営難に追い打ちをかけるなどとして反発している。
林鄭氏はまた、香港国際空港で25日から2週間、香港居住者以外の入境を原則禁止するとともに、乗り継ぎ業務を停止すると発表した。中国本土やマカオ、台湾からは入境できる場合もあるが、香港居住者を含め全入境者が2週間、強制隔離される。