茂木敏充外相ら先進7カ国(G7)の外相は25日夜、テレビ会議を行った。新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた入国制限などの水際対策について認識を共有し、治療薬やワクチンの共同開発を模索する方針を確認するとみられる。各国の取り組みも紹介しあい、途上国への医療や物資の支援について協議する見通し。茂木氏は東京五輪の1年程度の延期についても説明するとみられる。
北朝鮮による弾道ミサイル発射では、全ての大量破壊兵器と弾道ミサイルの完全廃棄に向けたG7での連携を確認する。海洋進出を強める中国に関しても、法の支配や海洋秩序の維持に向け引き続き協力することで一致する見通しだ。
G7外相は24~25日に米東部ペンシルベニア州ピッツバーグで会談する予定だったが、新型コロナの世界的な感染拡大を受けテレビ会議での実施となった。