宇都宮市内の家電量販店で、新型コロナウイルスに感染していると店員に告げ営業を妨害したとして、宇都宮南署は2日、威力業務妨害容疑で同市茂原町の自称自営業、桑原健次容疑者(65)を逮捕した。調べに対し「事実と違う」などと容疑を否認しているという。
逮捕容疑は、2日午後2時50分ごろ、同市インターパークの「ケーズデンキインターパーク宇都宮」で、店員に向けせき払いをしながら「病院で検査を受け、コロナだっていわれた」などと口走り、店舗を営業できなくしたとしている。
同署によると、桑原容疑者の発言を受け、当時店内にいた客と店員合わせて数十人が店外に避難し、店は同日の営業を終了した。桑原容疑者に新型コロナウイルスへの感染は確認されておらず、症状もない。