神保彰、さかいゆう コロナ禍前に記録した「世界の響き」

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デビュー40年となるドラム奏者、神保彰。還暦を超え、80歳まで演奏すると語る=東京都文京区(石井健撮影)

デビュー40年となるドラム奏者、神保彰。還暦を超え、80歳まで演奏すると語る=東京都文京区(石井健撮影)
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 ドラム奏者、神保彰(じんぼ・あきら)(61)が2作同時に出した最新アルバムは、それぞれ米ニューヨークと米ロサンゼルスで録音した。シンガー・ソングライターのさかいゆう(40)は、英米などにある歴史のある録音スタジオをめぐって新作アルバムを制作。2人とも、そこでしか得られない響きを求めた。新型コロナウイルスが各国を脅かす前の「世界の響き」の記録だ。

 神保は、昭和55年にカシオペアのドラム奏者としてプロデビュー。日本のフュージョン界を牽引(けんいん)し続ける。米ニューヨークで録音した「26丁目 ニューヨーク デュオ」と米ロサンゼルスで録音した「27番街 ロサンゼルス トリオ」の2作を同時に発表した。

 「1作だと、録音があっという間に終わってしまう。2作だと『ああ、作ったな』という充実感がある」と語る。

 今、音楽はインターネットを介してデータをやりとりし、演奏を加えることができる。このため、「最近は、海外録音ってなくなりましたよね」と神保はいうが、「それでも現地で一緒に演奏するのは全然違う。東京とロサンゼルスとニューヨークでは、なぜか音が全然違うんですよ。それに、演奏家同士相対することで起きるハプニングがおもしろい」と海外録音にこだわる。

 一方、さかいは「その録音スタジオでしか得られない響きがある。それを記録できた」と語る。新作「Touch The World」は、「日本とは異なる緊張感の中で仕上げるとこれまでと違う作品になるのではないか」と思い立ち、ビートルズが根城とした英国のアビー・ロード・スタジオなど英米、さらにブラジルの歴史ある録音スタジオをめぐって、収録曲それぞれを仕上げた。 

 高知県出身のさかいは、平成21年にデビュー。映画、ドラマの主題歌などを多数手掛けた。ソウルなどの黒人音楽が基盤。ロマンチックな楽想と繊細な歌声が魅力だが、原点は漁師の父親が愛した演歌と、母親が大好きだった歌謡曲だというから意外だ。

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