5月の司法試験延期 予備試験も、実施時期未定


 法務省は8日、新型コロナウイルス感染拡大を受け、5月に実施予定の司法試験を延期すると発表した。法務省によると、延期は初めてとみられる。法科大学院を修了しなくても合格すれば司法試験の受験資格が得られる予備試験(5~10月)も延期となった。

 いずれも緊急事態宣言期間の後だが、受験生への感染防止のため、司法試験委員会が8日決定した。実施時期は未定で、決まり次第、法務省のホームページで公表する。

 司法試験は5月13~17日、緊急事態宣言の対象地域の東京都、大阪市、福岡市を含む全国7都市8会場で行われる予定だった。予備試験は5月17日に短答式試験、7月に論文式試験、10月に口述試験をそれぞれ実施するとしていた。

 今年の出願者は、司法試験が4226人、予備試験が1万5318人。



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