赤羽一嘉国土交通相は10日の記者会見で、地方への新型コロナウイルス感染拡大防止のため、発熱などの症状がある人は航空便利用を控えるよう呼び掛けた。羽田空港に近くサーモグラフィーを設置し、搭乗者の検温を始めることも表明。羽田のほか、緊急事態宣言の対象地域である7都府県内の別の空港にも同様の措置を広げることを検討する。
赤羽氏は、特に7都府県内の空港利用を念頭に「地方への不要不急の移動を控えてほしい」と強調した。
北海道の鈴木直道知事が9日、緊急事態宣言の対象地域の空港や駅で、利用客に他地域への移動自粛を呼び掛けるよう国に要請。沖縄県の玉城デニー知事も県外からの訪問自粛を訴えていた。