週明け13日午前の東京株式市場は、新型コロナウイルスの国内での感染者数の増加傾向や世界的な感染拡大を懸念する売りが強まり、日経平均株価(225種)は反落した。下げ幅は一時300円に迫った。
午前10時現在は前週末終値比265円43銭安の1万9233円07銭。東証株価指数(TOPIX)は14・51ポイント安の1415・53。
東京都で12日に新たに166人の感染者が判明するなど国内の感染者数が拡大していることに、市場の警戒感が広がった。
石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国による連合体「OPECプラス」が12日に決めた協調減産は、市場では「減産幅が世界の原油需要の落ち込みに対して不十分だ」(大手証券)との見方が大勢。産油国が東京市場から投資資金を回収しかねないとの不安から、株式市場でも慎重姿勢が目立った。