宇都宮市議でNHKから国民を守る党所属の遠藤信一氏(55)=1期=が、「次亜塩素酸ナトリウムとクエン酸溶液を活性化すると二酸化塩素水になり、服用すると体内の血液中に吸収され細菌を殺す」とする内容の動画をインターネットで配信していたことが15日、分かった。
次亜塩素酸ナトリウムは、使い方によっては有毒ガスを発生させる危険な薬剤。市議会事務局によると、前橋市に住む遠藤氏の知人女性が服用して体調不良を訴えたほか、苦情などが寄せられたという。新型コロナウイルスに関する真偽不明の情報が飛び交う中、不適切な動画だったとして市議会の桜井啓一議長が厳重注意。遠藤氏は事実関係を認め謝罪した。
遠藤氏は取材に、以前から利用しているサプリメントについて知人に紹介したつもりだったと釈明した上で「誤認させる内容だった。指摘を受け速やかに動画を削除し、深く反省している」と話している。(松沢真美)