かんぽ生命、新型コロナで死亡は保険金倍増

　かんぽ生命保険は１５日、契約者が新型コロナウイルスに感染して死亡した場合に２倍の保険金を支払うと発表した。対象は終身保険や養老保険などの契約者で、契約件数で約２６００万件、契約者数では約１６００万人と、いずれも全体の約９割にのぼる見込み。

　かんぽ生命では契約者が交通事故など不慮の事故で死亡した場合に、２倍の保険金を支払う「倍額支払い」の制度を設けている。約款にある支払いの要件に新型コロナを追加する。保険加入から１年６カ月経過した契約者が対象となる。

　日本生命保険など大手生保も、災害時などに保険金を増額する特約を結んだ契約者に対し、新型コロナ感染で死亡した際にも保険金額を倍額にする方向だ。