【ワシントン=住井亨介】米海軍は15日、イラン革命防衛隊の艦船11隻が同日、ペルシャ湾の公海上を航行していた米海軍や沿岸警備隊の艦船6隻に異常接近するなどしたと非難する声明を発表した。イラン側は米側による複数回の警告を無視し、約1時間にわたって「危険で挑発的行動」を続けたという。
米海軍によると、米艦船は陸軍のヘリコプターを伴って訓練中だった。これに対して革命防衛隊の艦船が約9メートルの距離まで近づいたり、高速で前後を横切るなどの危険な行為を行った。
米海軍は声明で、イラン側の行為が「見込み違い(に基づく紛争)や衝突の危険を増大させる」とともに、海洋ルールにも反していると批判した。