日本航空は22日、令和2年3月期の最終利益見通しを前期比64・9%減の530億円に下方修正すると発表した。従来見通しの930億円から400億円引き下げた。新型コロナウイルスの影響で重要が激減したことを受けて2年1~3月期が230億円程度の最終赤字になったとみられる。航空大手ではANAホールディングス(HD)も同期に約600億円の最終赤字となる見通しを発表している。
日航が発表した2年3月期の見通しは、売上高が前期比5・1%減の1兆4110億円(従来は1兆4860億円)、営業利益が43・2%減の1千億円(1400億円)。
新型コロナの影響で需要が激減した2年1~3月期は、売上高が2800億円程度、営業赤字が200億円程度、最終赤字が230億円程度だったとみられる。
ANAHDも同期は600億円程度の営業赤字、最終赤字だったとみられ、航空大手の新型コロナによる苦境が鮮明となっている。