大阪府の吉村洋文知事は23日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、スーパーマーケットでの「3密」(密集・密閉・密接)を避けるルールに関し「リスクの高い高齢者や妊婦が優先して利用できる時間帯をまとめて最低1時間は設けてほしい」と述べた。府庁で記者団に答えた。府は24日にも具体的なルールを作り、府民や大手スーパーなどに協力を求める。
吉村氏によると、高齢者や妊婦、障害者らが買い物できる時間の確保のほか、曜日や時間帯ごとの特売やポイントアップキャンペーンの見直し、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を保てない場合の人数制限を検討中という。
吉村氏は府民に小人数での買い物を呼び掛けるとともに「(高齢者や妊婦らにとって)混雑しない一定の枠をとる。そうでない人には制限になるが、理解してもらいたい」と語った。