河野太郎防衛相は28日、英国のウォレス国防相と電話会談し、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、中国軍が軍事的活動を活発化させていることへの危機感を共有し、日英防衛当局の連携の重要性を確認した。
中国海軍の空母による沖縄本島と宮古島の間の海域の通過や、相次ぐ中国機に対する航空自衛隊の緊急発進(スクランブル)が念頭にあるとみられる。
両氏は「自由で開かれたインド太平洋」構想に基づき、外務・防衛閣僚協議(2プラス2)を早期に開催する方針を確認。新型コロナウイルスの感染症対策で得られた情報や教訓を防衛当局間で共有することでも一致した。