萩生田光一文部科学相は30日の参院予算委員会で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて休校している公立学校の再開に関し、5月1日までに文科省として指針を示す考えを明らかにした。「専門家会議の意見も伺いながら、この連休前には一定のガイドラインを示していきたい」と述べた。
萩生田氏は「学びを保障していくには段階的に必要最小限度の教育活動を開始していくことが重要だ」と強調した。再開の方法については、分散登校を行い、進学を控える最終学年から学習活動を始めることや、学級を複数のグループに分け、登校する時間帯を分けて指導することなどに言及した。
また、9月入学について、安倍晋三首相は「学校再開に向けての状況を見極めつつ、文科省を中心に前広にさまざまな選択肢を検討していく必要があると思う」と述べた。