西村担当相「緊急事態宣言の出口、早期に考え方示す」レムデシビルの承認「そう遠くない」





西村康稔経済再生担当相(春名中撮影)

 西村康稔経済再生担当相は2日午前、読売テレビ「ウェークアップ!ぷらす」に出演し、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するための緊急事態宣言を解除する「出口戦略」について「新規感染者数を劇的に落とせば必ず出口がみえてくる。できるだけ早く考え方を示したい」と述べた。

 政府は6日までの緊急事態宣言を全国を対象に1カ月程度延長することを4日に正式決定する。西村氏は「全国」としたことについて「どこかを解除すれば、たくさんの人が押し寄せる」と説明した。

 期間に関しては「感染者数を全国でゼロにするのは難しいが、感染が起きたら濃厚接触者を調べて封じ込めていく対応が取れる範囲にまで落としていくには、1カ月が必要だ」と述べた。ある政府関係者は「一日に確認される全国の新規感染者が数十人以下という状況が続くことが必要ではないか」と語った。

 西村氏は「重症者を病院で命を守るためにも時間が必要だ」と述べた。米国当局が治療のために緊急使用を許可した薬品「レムデシビル」に関しては「(日本で)承認されるタイミングは、そう遠くないと思う」と述べ、「アビガンも治験を急いでいる」と語った。

 新型コロナによる経済への悪影響については「大恐慌以来ということになってくると思う」とした上で、追加的な支援に関し「臨機応変に大胆に対応していかなければならないと考えている」と重ねて強調した。



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