安倍晋三首相は4日の記者会見で、収入が半減した中堅・中小企業に最大200万円を支給する「持続化給付金」の給付開始時期について、今月の「8日」と言うべきところを「8月」と言い間違えた。直後に訂正したが、インターネット上では「遅すぎる」などと一時混乱し、野党からは批判の声が上がった。
首相は会見の冒頭発言で「最も早い人で8月から入金を開始する」と誤って発言した。プロンプター(原稿映写機)の文字を読み間違えた可能性がある。約20分後、質疑の中で自ら「5月8日が最速の入金なので訂正する」と言及した。
「8月」発言の直後からSNSなどでは「早くて8月って、全然早くない」「8月給付。もう駄目だ」などの書き込みが相次いだ。
立憲民主党の福山哲郎幹事長は「一番大切な国民へのメッセージをなぜ間違えるか」と指摘。国民民主党の玉木雄一郎代表は首相会見中に「早く訂正した方がいい」とツイートした。