昨年12月末に仏で感染例か 肺炎患者の保存血液検査

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 昨年12月末にパリ郊外の病院に肺炎で入院した男性患者の保存血液を再検査した結果、新型コロナウイルスへの感染が確認されたと、病院の医師が6日までにニュース専門テレビBFMに明らかにした。

 男性は症状が出る直前に海外への渡航歴はなく、フランスで初の感染者が発表された1月24日より約1カ月前に国内でウイルスが広がり始めていた可能性がある。ただ中国・武漢での初期の感染例は昨年12月初めにさかのぼるとみられており、専門家らは「驚きはない」としている。

 病院は12月~今年1月に集中治療を受けた24人の保存血液を再検査し、昨年12月27日に入院したパリ郊外ボビニーに住む男性(43)が陽性となった。

 男性に中国との関わりはなく、感染経路は不明。ただ病院の医師は、シャルル・ドゴール空港近くの大型スーパーで勤務する妻を通じて感染した可能性を指摘している。妻に症状はなかった。(共同)

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