武田防災相、国研修施設の避難所利用を検討「新たな対応必要」


 武田良太防災担当相は11日、衆院予算委員会で、新型コロナウイルス感染症が拡大する中での災害対応について「国の研修施設について、どこが避難所に活用できるか、あらかじめ洗い出している」と述べ、国の施設を災害時に避難所として自治体に提供できるよう準備していることを明らかにした。公明党の竹谷とし子氏の質問に対する答弁。

 武田氏は「今まで取ってきた対策とは別に新たなる対策が求められるのは当然のこと。密を徹底的に避けることに絞られる」と説明。「積極的に各自治体に助言、支援をしていくことで対策を講じ続けてまいりたい」と述べた。

 関係省庁は4月、各自治体に対し、(1)可能な限り多くの避難所の開設(2)ホテルや旅館の活用(3)親戚や友人の家などへの避難促進-などを通知。さらに各宿泊施設団体に対し、避難所として利用可能な施設をリスト化するよう依頼していた。



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