川崎の中国人留学生、カード盗の疑い 複数の中国人関与か

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神奈川県警本部

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 銀行協会の職員などになりすまして高齢女性からキャッシュカードを盗んだなどとして、神奈川県警捜査2課は11日、詐欺と窃盗の容疑で、中国籍の専門学校生、王国金(おう・こくきん)容疑者(22)=川崎市川崎区塩浜=を逮捕した。認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は2月6日、氏名不詳者と共謀し、同市麻生区に住む80代の無職女性宅に「銀行口座が不正に使われている可能性がある」などと嘘の電話をかけ、同日、王容疑者本人が銀行協会職員になりすまして女性宅を訪れ、キャッシュカード2枚をだまし取ったなどとしている。

 同課によると、共犯の専門学校生、于小彭(う・しょうほう)被告(25)=窃盗罪で起訴=ら中国籍の留学生2人は、すでに詐欺と窃盗容疑で、同課に逮捕されていた。3人は同日、いずれも同区に住む80代の女性2人からキャッシュカード計5枚をだまし取り、口座から計約250万を引き出していた。

 中国版のメッセージアプリを通じて3人は知り合ったといい、「小遣い稼ぎのため」などと供述。同課は、ほかにも複数の中国人が事件に関与している可能性があるとみている。

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