日清食品ホールディングスが11日発表した令和2年3月期連結決算は、最終利益が前期比51・5%増の293億円と過去最高になった。新型コロナウイルス対策で多くの人が外出を控えたことによる「巣ごもり消費」が追い風となり「カップヌードル」などの即席麺が日本や中国で好調だった。売上高は4・0%増の4688億円。
カップヌードルは3年連続で国内の売り上げ記録を更新し、元年度は初めて1千億円を超えた。新商品のみそ味が貢献した。外出自粛が広がり、自宅での食事が増えたことも売り上げ増に寄与したとみられる。
3年3月期の連結決算は、売上高が4860億円、最終利益が305億円と増収増益を見込む。