大阪ガス、4月の販売減速 「リーマン時より谷が深い」

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令和2年3月期連結決算について記者会見する大阪ガスの本荘武宏社長=11日午後、大阪市中央区(岡本祐大撮影)

令和2年3月期連結決算について記者会見する大阪ガスの本荘武宏社長=11日午後、大阪市中央区(岡本祐大撮影)

 大阪ガスが11日発表した令和2年3月期連結決算は、売上高が前期比0・2%減の1兆3686億円、最終利益が24・4%増の417億円となり、減収増益だった。4月以降、新型コロナウイルスの感染拡大でガス販売量が落ち込んでおり、同日記者会見した本荘武宏社長は「リーマン・ショック時より谷が深い」と述べ、さらに下振れする可能性があるとした。

 大ガスによると、外出控えや製造現場の稼働減などで、4月のガス販売量は前年同月と比べ、スーパーやホテル、飲食店などで約35%、大規模工場で約15%それぞれ低下した。5月はさらに落ち込む見込み。

 3年3月期の業績予想は新型コロナの影響を織り込んでいない3月公表の数値を据え置き、最終利益は前期比74・7%増の730億円。ただ、世界的な需要不足によって海外事業も減速するとみられ、本荘社長は「どこかで数字を見直さなければならない」とした。

 ガス事業は関西電力に顧客が流れ、供給件数は5・9%減の522万5千件。同様に関電と顧客争奪戦を繰り広げている家庭用電力は39・9%増の132万2千件だったが、当初の想定以上に伸びていないという。関電には役員らの金品受領問題といった不祥事もあり、追い風になるとみられたが、本荘社長は「(関電が)しっかり営業された」と振り返った。

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