スペインで女性最長寿のマリア・ブラニャスさん(113)が、新型コロナウイルスに感染したが、重症化せずに克服した。回復した人の中では世界最高齢とみられる。スペイン通信などが12日までに伝えた。
北東部カタルーニャ自治州内の高齢者施設で暮らすブラニャスさんは4月に感染が判明し、施設は隔離措置を取って対応した。娘のローサさんによると、隔離中も生活はあまり変わらず「退屈していた」という。5月11日の検査で陰性となり「(体調は)良い。誰にもある小さな不調はあるけど」と話した。
長寿の秘訣を問われたブラニャスさんは「権威ではないので分からないが、皆それぞれが生活に気を配るということだけ」とはにかんだ。ローサさんは「とても強く前向きな女性」と評した。
スペインでは、約100年前のスペイン風邪にかかった107歳の女性が、新型コロナにも感染して回復したことも報じられた。(共同)