NHK、大河と朝ドラの放送休止へ 4月から撮影できず

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NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(写真は5月17日放送の第18話の場面写真)

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(写真は5月17日放送の第18話の場面写真)
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 NHKは15日、現在放送中の大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜午後8時)と連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」(月~金曜午前8時、土曜日は振り返り)について、それぞれ放送を休止すると発表した。「麒麟…」は6月14日放送分、「エール」は同29日放送分からそれぞれ休止する。

 NHKによると、両番組は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、4月1日から撮影を休止している。3月までに、「麒麟…」は6月7日放送予定の第21話まで、「エール」は6月下旬の第13週分まで収録を終えている。休止期間中の放送については、「現在検討中」(NHK広報部)だが、総集編や特別編、また、再放送などの番組が考えられそうだ。

 放送の休止期間についても未定。平成23年の東日本大震災の際には、当時放送されていた朝ドラ「てっぱん」が震災翌日の3月12日から18日まで放送を休止した例や、大河ドラマも選挙や災害報道などで休止された例はこれまでにもあるが、仮に長期にわたる放送休止となれば史上初とみられる。

 両番組の撮影再開時期については「今後、検討を進めていく」(同)という。今月末にも解除の見通しが出ている緊急事態宣言の状況なども踏まえつつ、模索が続くことになる。

 「麒麟…」はもともと全44話の放送予定でスタートした。出演予定俳優の不祥事による降板と、代役による再撮影でスタートが2週間遅れたことに加え、今夏に開催予定だった東京五輪・パラリンピックの放送時期には、大河の放送がない予定だったことから、例年より少ない話数での放送となっていた。

 五輪・パラ期間中で5週分の放送がないことが当初から予定され、その分の余裕はあるものの、コロナ禍による撮影休止、一時放送休止により、44話全ての放送を年内に終えるのは難しい状況だ。年内で放送を終えるのか、越年しても予定の44話を放送するのか、なども今後の検討課題となる。

 「エール」についても同様に今後の放送分や話数への影響が懸念される。9月下旬に開始予定の連続テレビ小説「おちょやん」も撮影を休止しており、その開始時期と合わせて考慮されることになりそうだ。

 ただ、緊急事態宣言が解除されたとしても、撮影現場の状況は厳しい。

 感染拡大のリスクが高まる“3密”を避け、「新しい生活様式」の浸透が求められる中、多くの出演者やスタッフが一堂に会して撮影を行うため、スタジオ収録では密集や密閉といった要素を避けがたいからだ。屋外ロケでも同様に多くの人員が必要となるため、NHK関係者は、「緊急事態宣言の解除の行方を見つつ、感染拡大の方策について、どのような形が見いだせるか」と厳しい表情で話す。

 安全な撮影にはどのような対策が必要となってくるか、番組をまたいだ指針が必要とされる。その内容と関連して、放送の休止期間や放送再開時期が見えてくることになりそうだ。

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