新型コロナウイルス感染拡大の収束を願い、埼玉県春日部市の製菓会社「三州製菓」が疫病を退散させる妖怪「アマビエ」を描いた煎餅を販売し、話題になっている。
白砂糖がけの煎餅の片面にアマビエの姿を載せた。4月下旬に販売を始め、これまでに約1万枚が売れたという。
アマビエは半人半魚の妖怪で、江戸時代に肥後国(現在の熊本県)の海に現れて「疫病を収束させるためには、自分の姿を絵に描いて広めるように」と告げたと伝えられる。三州製菓の担当者は「過去にないほど売れている。こういう時だからこそ、妖怪の力を借りたいと思う人が多いのでは」と話している。
1枚140円(税込み)。三州製菓のオンラインショップや一部の直営店で購入できる。