週明け25日午前の東京株式市場の日経平均株価は反発した。国内の経済活動本格再開への期待から買いが膨らみ、上げ幅は一時300円を超えた。
午前終値は前週末終値比294円62銭高の2万0682円78銭。東証株価指数(TOPIX)は18・52ポイント高の1496・32。
新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が継続している北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川の5都道県について、政府は25日に解除する。経済活動が全国で段階的に再開される見通しとなり、幅広い銘柄で買いが先行した。新型コロナのワクチン開発への期待も相場を下支えした。
一方、中国の全国人民代表大会(全人代)で審議されている香港への国家安全法制の導入をめぐり、香港経済の混乱や米中対立激化への警戒感から、買い一巡後は伸び悩んだ。