華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)は2日、第5世代(5G)移動通信システムに対応した4万円台のスマートフォンなど新製品を発表した。5G対応端末は、同社のほかにサムスン電子やシャープなどがすでに発売しているが、値ごろ感を打ち出して普及を図る。
ただファーウェイは、米国から制裁を受けているため米グーグルのアプリストアを使えないといった問題を抱える。独自のアプリストアを採用するなどの工夫をしているが、日本の消費者にどこまでアピールできるかは未知数だ。
人工知能(AI)を活用してきれいな写真が撮れるカメラなどに力を入れた「P40 ライト 5G」(4万3780円)を19日、高級モデルの「P40 プロ 5G」(11万9680円)を12日に発売する。日本市場の責任者は「良いときも悪いときも革新を起こす」と、米制裁の克服を目指す考えを示した。