大阪府の吉村洋文知事は2日、大阪市内で11月に予定される「大阪マラソン」の開催について、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために「今年は難しいと思っている」と述べた。大会組織委員会(会長・松本正義関西経済連合会会長)が最終判断すると断った上で、夏までに開催の可否を決める必要があるとした。
大阪マラソンは平成23年以降、毎年開かれ、参加者は約3万人に上る国内最大規模の市民マラソン。大会組織委は今年4月に予定していた参加申し込みを延期している。
吉村氏は沿道の観衆を含めれば100万人以上が大阪市内に集まるとして「どうしても今年やらないといけないものでもない。規模を考えたとき、今回はちょっと難しいのではないか」と語った。