国民民主党の玉木雄一郎代表は３日の記者会見で、東京都知事選（１８日告示、７月５日投開票）をめぐり、立候補を表明した元日弁連会長の宇都宮健児氏について「推薦する予定はない。党として組織立って応援するようなことはしない」と述べた。立憲民主党や共産党は宇都宮氏を支援する方針だが、野党共闘は限定的になりそうだ。
玉木氏は会見で、３日の党役員会で宇都宮氏の推薦見送りを決めたことを明らかにした。「野党第一党から候補者が出れば野党統一候補として応援しようと考えていた。（宇都宮氏については）これまでの経緯や支援組織の関係も勘案し、推薦はしないことになった」と説明した。
国民民主内には現職の小池百合子知事を支援すべきだとの声がある。玉木氏は小池氏に関し「（役員会で）さまざまな意見があったが、結論は出ていない」と述べるにとどめた。また「都知事選にどう臨むかは検討の最中だ。さまざまな要素を考慮して判断していきたい」とも語った。
