ミネソタ黒人男性死亡 元警官4人全員を訴追 各地でデモ続く

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6月3日、米東部ニューヨーク市で行われた黒人男性死亡事件の抗議デモ。元警官全員が訴追されても各地でデモが続いている(上塚真由撮影)
6月3日、米東部ニューヨーク市で行われた黒人男性死亡事件の抗議デモ。元警官全員が訴追されても各地でデモが続いている(上塚真由撮影)
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 【ニューヨーク=上塚真由】米中西部ミネソタ州ミネアポリス近郊で黒人男性が白人警官に暴行され死亡した事件で、司法当局は3日、第3級殺人などの容疑で逮捕、訴追していた元警官のデレク・ショービン容疑者について、より重い第2級殺人の容疑で訴追したと発表した。現場にいた残る3人の元警官も第2級殺人のほう助の疑いで訴追した。

 今回の措置で黒人男性の拘束にかかわった元警官全員が立件されたが、抗議デモは3日も東部ニューヨーク市や首都ワシントンなど各地で行われ、事態が沈静化に向かうかは予断を許さない。

 米メディアによると、ミネソタ州では、第3級殺人は、確定的な殺意がなくても「著しく危険な行為で死に至らしめた」場合などに適用され、第2級殺人は計画性のない殺人が対象となる。最高刑は、第3級殺人が25年の禁錮刑だが、第2級殺人は40年となる。

 ショービン容疑者は5月25日、黒人男性のジョージ・フロイドさん(46)を取り押さえた際、うつぶせにして首を膝で押さえ続け、死亡させた。フロイドさんが拘束時に「息ができない」と訴えた動画がインターネット上で拡散し、抗議デモが広がり、一部で暴徒化した。


6月3日、米東部ニューヨーク市で行われた黒人男性死亡事件の抗議デモ。元警官全員が訴追されても各地でデモが続いている(上塚真由撮影)
6月3日、米東部ニューヨーク市で行われた黒人男性死亡事件の抗議デモ。元警官全員が訴追されても各地でデモが続いている(上塚真由撮影)
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 AP通信によると、全米各地でこれまでに行われた抗議デモで、9千人以上が逮捕。東部ニューヨーク市では2日夜から3日朝にかけて約280人の暴徒が逮捕されたが、前日よりも略奪などの被害は減少した。

 元警官の訴追が3日午後に発表された後、ニューヨーク市内でのデモに参加した黒人女性(29)は「これはジョージ・フロイドさんだけの問題ではない。元警官の刑事処分だけでは不十分だ。これからも抗議を続ける」と語った。

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