インドネシアの配車・配送サービス大手「ゴジェック」は3日、米交流サイト大手フェイスブック(FB)と米決済サービス大手ペイパルから出資を受けると発表した。出資額は明らかにされていない。東南アジアにおける金融と決済のデジタル化を推進する。
ゴジェックは2015年以降、スマートフォンのアプリを通じ、配車や料理の宅配、買い物代行などのサービスを低価格で提供。同社提供のスマホ決済「ゴーペイ」は、銀行口座を持たない個人や零細業者が多い同国や東南アジアで拡大しており、両社と提携して利便性をさらに高めたい考えだ。
ゴジェックをめぐっては、既に米グーグルや中国IT大手、騰訊控股などが出資。日本企業では三菱商事と三菱自動車が共同で出資している。(共同)