週明け8日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は6営業日続伸し、終値が2月21日以来、約3カ月半ぶりに節目の2万3000円台を回復した。前週末発表の5月の米雇用統計が市場予想に反して改善方向となったため、景気回復を期待した買い注文が続き、この日の高値で取引を終えた。
終値は前週末比314円37銭高の2万3178円10銭。東証株価指数(TOPIX)は18・24ポイント高の1630・72。出来高は約17億300万株。
平均株価は取引開始直後から2万3000円台に上昇した。買い一巡後は当面の利益を確定する売りが出て、上げ幅を縮める場面もあったが、新型コロナウイルス感染拡大で低迷した国内経済が回復に向かっているとの観測が広がり、午後には買い戻す動きが強まった。