北朝鮮が韓国との通信を遮断 「敵対事業」第1弾

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北朝鮮の金与正朝鮮労働党第1副部長(聯合=共同) 

北朝鮮の金与正朝鮮労働党第1副部長(聯合=共同) 

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮は9日、首脳間のホットライン(直通電話)を含む韓国との通信回線を同日正午(日本時間同)から完全遮断することを決めたと明らかにした。韓国内の脱北者による金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長を非難するビラの散布とそれを放置した韓国政府への報復措置の「第1段階」と位置付けている。朝鮮中央通信が報じた。

 正恩氏の妹の金与正(ヨジョン)党第1副部長と金英哲(ヨンチョル)党副委員長が8日の韓国問題を総括する会議で「対南事業を徹底して敵対事業に転換すべきだ」と強調。「段階別の敵対事業計画」を審議し、韓国との「一切の接触空間を完全に閉鎖」する最初の措置として、通信遮断を指示したとしている。

 遮断対象として、平壌の党本部と韓国大統領府を結ぶ直通電話の他に、北朝鮮・開城(ケソン)の南北共同連絡事務所の回線や軍当局間の回線を挙げた。韓国側は9日に連絡事務所や軍同士の定期連絡を試みたが、北朝鮮側は応じなかったという。

 首脳間の直通電話は2018年4月の首脳会談を前に開設された「対話の象徴」だが、首脳間で1度も活用されないまま、遮断されることになる。朝鮮戦争勃発から25日で70年を迎えるなど今月は南北関係の節目の月だが、北朝鮮は国内で反韓国キャンペーンを展開。国内の結束のためにさらに韓国への挑発の度合いを高める可能性がある。

 北朝鮮は4日に与正氏が南北軍事合意の破棄などを示唆し、翌日には連絡事務所の撤廃を予告していた。

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