清水建設は10日、熱中症と新型コロナウイルス感染症への対策を両立させるため、透明のフィルムで口の周りを覆う「マウスシールド」を全国の建設現場へ配備すると発表した。すでに3万1千個を調達済みで、配布を順次進めている。
マウスシールドは、顎に固定するプラスチックのパッドに透明のプラスチックフィルムを張ったもの。フィルムは肌に触れないため熱がこもりにくく、マスクと違って息苦しさを感じることもないという。
清水建設は、屋外で施工管理をする社員や作業員に着用させる。広報担当者は「3密(密閉、密集、密接)のない屋外では、唾液の飛散を防ぐ効果を十分に発揮する」と説明している。