【シネマプレビュー】「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」





「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」

 原作は、オルコットの世界的ベストセラー小説「若草物語」。マーチ家の四姉妹の次女、ジョー(シアーシャ・ローナン)は自分を曲げられない性格のため周りとぶつかりながらも、小説家を目指し執筆に励んでいた。控えめで美しい姉のメグ(エマ・ワトソン)を慕い、姉には女優の才能があると信じているが、メグ自身は幸せな結婚を望む。

 心優しい妹のベス(エリザ・スカンレン)は人助けをして病に倒れる。お金持ちに憧れていた末の妹、エイミー(フローレンス・ピュー)は芸術家を目指すも、幼なじみで資産家の孫、ローリー(ティモシー・シャラメ)と結婚へ。

 これまで「若草物語」は何度も映画化されてきたが、本作は四姉妹それぞれの生き方や価値観が描かれ、4つの物語にもなっているのが特徴。本年度アカデミー賞で衣装デザイン賞を受賞した。

 緊急事態宣言が解除され、映画館も再開。待望のハリウッド映画の新作とあって、当初よりも大幅に多い全国340館(1日現在)で上映。

 12日から東京・TOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ梅田などで全国順次公開。2時間15分。(啓)

★★★★

 (★5傑作 4見応え十分 3楽しめる 2惜しい 1がっかり ☆は半分)



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