京成電鉄青砥駅(東京都葛飾区)で12日午前、停車直前の普通電車(8両編成)が脱線した事故で、京成電鉄は後ろから2両目に当たる7両目の後部にある車輪が進行方向の右側へ約20センチ、レールから外れていたと明らかにした。運輸安全委員会の鉄道事故調査官が現地で調査を始めた。
京成によると、脱線した京成高砂発羽田空港第1・第2ターミナル行きでは、7両目に4つある車軸のうち、後方の2つの車軸が脱線していた。7両目のパンタグラフが外れ、架線に引っかかった状態になった。6両目まではホームに入っており、乗客約100人は先頭車両からホームに降り、けが人はなかった。
事故の影響で12日午後も、京成電鉄の一部路線が運転を見合わせ、直通する都営浅草線や京急線に遅れや運休が出た。