新型コロナウイルス感染拡大防止のための休業要請を緩和し、第3段階「ステップ3」に移行した東京都では12日午後、再開を待ちわびた多くの若者らがカラオケ店を訪れた。担当者は「安心安全のためできる限り努力する。少しずつコロナ前の状態に戻ることを期待したい」と話した。
「カラオケまねきねこ新宿西口店」(新宿区)では、人工知能(AI)が自動で客の体温を計測する機械を導入し、フロント前に設置。部屋の広さや換気能力によって人数制限をするほか、マイクにカバーやシールドを付ける工夫も施した。店内は定期的に消毒し、従業員はマスクとフェースシールドを着用して接客する。
友人と2人で来店した神奈川厚木市の女性(18)は「4カ月ぶり。すごくうれしい」と笑顔。東京都の男子大学生(21)は「対策がしっかりしていて気持ちよく利用できる」と話した。