大阪に「いらっしゃ~い!」 宿泊キャンペーンPR





「いらっしゃーい」とポーズを決める(左から)大阪市の松井一郎市長、桂文枝さん、大阪府公式マスコットのもずやん、大阪府の吉村洋文知事=16日午後、大阪市中央区(恵守乾撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で落ち込む観光業界を支援するため、大阪府市は16日、関西から大阪を訪れ、府内の宿泊施設を利用した人に1泊2500円を電子マネーで還元するキャンペーンの詳細を発表した。この日は府市の共同会見の場に落語家の桂文枝さんが大使として登場し「大阪の人、関西の人、いらっしゃ~い」とおなじみのギャグでPRした。

 施策はコロナの打撃により、客足が減った大阪の観光・飲食業界を少しでも盛り上げるのが狙い。予算は5億8千万円を計上し、府市で折半する。

 対象は関西2府4県の住民で先着20万人。キャンペーンの特設サイトを利用し、府内の宿泊施設に特定の割引プランで泊まった人に対し、キャッシュレス決済で利用できる電子マネーのポイントが還元される。

 ポイントはチェックイン時に発行されるQRコードをスマートフォンなどで読み込み、手続きをすれば付与される仕組み。1人1泊につき2500円の還元で利用は2泊までとなる。

 期間は19日~7月31日の予定。特設サイトは17日午後2時からオープンする。府によると、還元可能なキャッシュレス決済は「PayPay(ペイペイ)」など5種類で、開始当初は対象外の電子マネーを今後追加することも検討する。

 この日の共同会見は府公館(同市中央区)で行われ、吉村洋文知事や松井一郎市長とともに文枝さんが、キャンペーンや府内の観光地の魅力について語った。文枝さんは「大阪の街がまた元気になるように一役買いたい」と意気込んだ。



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