聯合ニュースは23日、韓国産業通商資源省の兪明希・通商交渉本部長(53)が世界貿易機関(WTO)の次期事務局長選に立候補する方針だと報じた。24日に記者会見し正式に表明する。兪氏は女性で、韓国ではWTO初の女性事務局長に選ばれることへの期待感も出ている。
兪氏は、昨年7月に始まった日本の韓国向け輸出管理厳格化への対応などに関わった経験がある。聯合によると、立候補表明を前に「国益の助けになるよう最善を尽くす」と述べた。韓国メディアでは、兪氏の立候補に対する日本政府の対応方針にも関心が集まっている。
韓国は2013年のWTO事務局長選にも政府高官を候補者として擁立した。WTOのアゼベド事務局長は今年8月末での辞任を表明している。(共同)